2019年09月21日(土)

就活ワンポイント

マナー編 Vol.8【基本マナー④「話の上手な聞き方」】

2019年04月09日

【基本マナー④「話の上手な聞き方」】


Q.これまで「コミュニケーション力」を高めるために必要なあいさつや第一印象、笑顔について教えてもらいました。この他にも大切なことがありますか?

A.「聞き上手は、伝え上手」という言葉があります。面接やグループディスカッションなどで自分の考えを相手に伝えるには、話し方が重要だと思いがちです。

しかしまずは、いかにうまく話すかよりも、いかに上手に相手の話を聞くことができるかを意識してみましょう。人の話をきちんと聞くことができなければ、伝える力は身に付きません。

コミュニケーションとは言葉のキャッチボール。相手は「この人は私の言いたいことをちゃんと受け止めてくれるだろうか…」と不安な気持ちで話し掛けます。それに対して、あなたが上手に受け止めてあげれば、相手は安心し、会話がさらに弾むようになるでしょう。

一般的に、他人の話を聞くよりも、自分の話を聞いてほしいという人の方が圧倒的に多いです。なので、聞き上手な人ほど相手に好印象を与え、魅力ある人間関係を築くことができる可能性を多く秘めています。


Q.聞き上手になるにはどうすればいいですか?

A.大事なのは話す相手が声を掛けやすい雰囲気を作ること。話し掛けようとしている相手に「この人は一体私に何を話すのだろう」と身構える前に、一生懸命に聞こうとする態度を示せば、相手も話しやすくなるでしょう。

ここで三つの「きく」についてお話しします。

一つ目は、意識しなくても自然と音が耳に入ってくる「聞く」。二つ目は意識して注意深く「聴く」。三つ目は質問をして答えを求める「訊く」です。

受動的に「聞く」だけでは、相手と信頼関係を築くことは難しいです。

能動的に聴くと相手の考えや思いを「聴き取る」ことができ、分からない部分があれば、質問したい気持ちが芽生え、「訊き出す」ことで相手への理解が深まります。

「聴く」と「訊く」は自分と相手の間に交流が生まれます。聞き方次第で、コミュニケーション力にも差が出てくるのです。

次回は、基本マナー④=続編=「『聞く』から『聴く』へ進化させるには」です。





米岡 光子(よねおか みつこ)さん
接遇マナーインストラクター、秘書学講師。製薬メーカー勤務を経て、宮崎情報ビジネス専門学校で秘書学講師を勤める。同校退職後は、県内の企業や自治体、学校などで接遇マナーなどの研修を行っている。MRTラジオ「フレッシュAM!もぎたてラジオ」のマナー相談(木曜9:00~)に出演中。