中学を卒業して6年間、県外にいました。横須賀市にある自衛官になるための全寮制の学校に入学し普通科高校と同じような授業のほか、防衛基礎学という訓練も受けました。お給料のようなものも支給されて不自由はないはずなのに、長く県外で生活してみると宮崎の人の温かさや心の距離が近いことが身に染みて、21歳で戻りました。
私は人が好き、話しをすることも好きです。当社は人を楽しませる仕事なのでスタッフも「自分たちも楽しもう」と思っています。当社に出合うまでの私は、有名な企業だとか待遇がしっかりしているとか一般的な「安定」を求めていたと思います。結果、3業種を経て入社しましたが、ようやく「気持ちの安定」を得たと思います。親元を早くに離れていろいろな経験をして、お金よりも気持ちの面で働く意味や喜びを見出す大切さに気付き、当社を選びました。
1人暮らしをしていますが宮崎には実家もあり、知り合いも多いので気分が落ち着きます。いい意味で人との近さを感じます。趣味のサーフィンやゴルフをすぐ近くでできる環境もあり、オンもオフも充実しています。仕事でお客さまから宮崎の感想をお聞きすることがありますが、私が何気なく食べている食材や訪れる場所にとても感激されています。人を癒やし他県の方を魅了する、すばらしい場所なんだと改めて認識しています。
当社は、不動産、宿泊、飲食、レンタカー事業など、多岐にわたる仕事をしています。私は、全ての業務を管理する総務部に所属しているので、経営の観点からも仕事の流れが分かって面白いです。お客さまにサービスを提供するまでにはいくつもの工程があり、たくさんの業者さまやスタッフが関わっています。お客さまのために知恵と汗を絞っているスタッフの姿には感動させられるし、お客さまから高評価を得た時はスタッフの気持ちが伝わった!と自分のことのようにうれしいです。私は裏方のさらに裏方で会社を支える役目に大きなやりがいを感じています。周りから「あの人がいるから頑張ろう」と思ってもらえる人になりたいです。
宮崎に戻って河野マネージャーに友人として出会いました。その縁で飲食の店舗でアルバイトをしたら、すごく楽しかったのです。その後、異業種の別会社に就職したのですが働いてみて自分には合わないと思いました。アルバイトで接客をしていた時、お客さまが楽しそうにしている姿を見て私もうれしいと感じていたことを思い出し、また河野マネージャーたちと一緒に働きたいと伝えました。面接と一般常識問題のような試験を受けて最終的にオーナーの面接を受けて採用になりました。