大学時代は4年間、日向市内の実家から電車で通学していました。親のそばにいて恩返しをしたいと思っていたこともあり、県外での就職は考えていませんでした。子どもの頃からいろいろと考えてものを作ることが好きで、大学生の時にはパソコンで模型用のジェットエンジンを設計し3Dモデルを作ったりしたことも。自分の好きなことを仕事にするため、技術を身に付けたいと思い、機械の製造だけでなく開発をしている企業への就職を目指しました。大学が発行している企業紹介ガイドブック「みやざき就勝ガイド」にMFE HIMUKAが掲載されていて、地元に製造・開発をしている企業があることを知り、働いてみたいと思いました。
県外で働いている友人に話を聞くと、「給与が高い分、物価も高く生活費がかかり、なかなか貯金ができない」と言います。宮崎は給与は低いかもしれませんが、物価も低いので暮らしやすいと感じています。実家暮らしなので、なおさらそう感じているのかもしれません。日向市内は娯楽施設が少ないのですが、宮崎市や大分県にも近いので不便は感じていません。住み慣れたまちで安心して働くことができるのは、大きなメリットだと思います。
職場もアットホームな雰囲気で、先輩や上司にも話しやすく、休憩時間はいろんな話で盛り上がります。有給休暇も取りやすく働きやすい環境だと感じています。
現在はものづくりの基礎を固めるために、製造課に所属して機械を作っています。図面を見て材料をそろえ、溶接など加工をしながら製品にしていきます。大学では理論や計算を学びましたが、実際に作ってみるといろんな学びがあります。一度、改造用の部品の製造を任され、1カ月ほどかけて一人で作りました。プレッシャーに押しつぶされそうでしたが、無事に稼働したと聞いたときは、達成感でいっぱいでした。
日々仕事をする中で、できないことをなくしていくことを目標にしています。そのため「寸法は図面と照らし合わせて必ず2回以上は確認する」「分からないことはすぐに聞く」を心掛けています。
大学2年の夏から就活をスタートさせました。インターンシップや合同説明会に積極的に参加しました。ただ、コロナ禍だったので、ほぼオンラインでの就活でした。MFE HIMUKAは知人を通して見学をさせてもらいました。就活をして初めて、地元にも自分のやりたいことができる企業があることを知ったので、県内に目を向けてみるのもいいのではないかと思います。
電話でのお問い合わせ
宮崎日日新聞社
宮崎県就職ナビ事務局
0985-26-9333平日9:00~17:00