小さいころから宮崎で働きたいという思いを持っていました。どんな仕事に就きたいか考えていたとき、家の近くで強盗事件が発生したことがありました。その際、現場で対応していた警察官が、不安がる住民へ「私たちが見ているから安心してください」と語りかけた姿がかっこいいと思いました。私も人を安心させる仕事をしたいと思い、警察官を目指すことにしました。
仕事を通じて、あらためて宮崎の魅力に気づく毎日です。巡回連絡の際は、宮崎の人の優しさに触れています。
地域警察官として、パトロール活動や巡回連絡等で管内の犯罪予防に取り組むなど、さまざまな業務を行っています。その中で、落とし物を持ち主に返して感謝されたときや、連続発生していた事件の被疑者を取り押さえたときなどは、この仕事のやりがいを感じます。地域住民に感謝されることもあれば、こちらが感謝することもあります。どんな些細なことでも気づいたことがあったら気軽に話をしてもらいたいと思います。思わぬ事件につながっている可能性もあります。
部活動引退後、本格的に勉強に取り組みました。先生に協力してもらい、面接の練習にも励みました。教養試験対策では、とにかく過去問題を解きました。警察官の試験には体力検査もあったため、引退後も部活動に参加させてもらったり、ランニングしたりして体を鍛えました。「絶対に警察官になる」という強い思いで頑張りました。
宮崎日日新聞社
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