幼いころに父親と見た映画「ワイルド・スピード」に登場した、三菱自動車のランサーエボリューションに一目惚れをしました。それから車に興味を持ち、中学3年生で進路を決める際に整備について学べる日章学園高に進学しました。一級整備士の資格を持った当時の担任の先生が、整備現場の第一線で活躍されてきたキャリアがあり、憧れでした。その先生の影響もあり、整備士への道に進みたい気持ちがさらに強まり、宮崎ユニバーサル・カレッジへ進学しました。カレッジの１年生時に各社の会社説明会に参加しました。その中でも、当社は働きやすい環境が整っており、子どもの頃に一目惚れをした車がある会社ということもあったので、県外への就職も考えましたが、まずは宮崎でと思い就職を決めました。

　実家から通え、同級生など知っている人が多い中で生活していけるので、とても安心できます。また、休みの日は愛車で自然豊かな宮崎をドライブできるのも、地元で就職したからだと思います。また、上司、先輩、お客様がみんな優しくて温かくて、とても仕事がしやすいです。これも宮崎だからこそだと思います。

　入社後３ヵ月は宮崎本社で勤務をしました。車検や定期点検が主な作業で、学校で習得した知識・技術を実践できるように頑張りました。しかし、学んできた以上に現場での整備はさまざまな範囲があり、分からないことや難しい点も多々あります。そのような時はできる限り自分で頑張り、それ以外は上司や先輩に教えてもらいながら経験を積みました。日南店に配属してからは整備だけでなく、車の状態の説明やどのような整備をして欲しいかなど、お客様と直接やり取りするのも整備士の仕事です。「車の状態が良くなった、ありがとう」などお客様の生の声を聞け、とてもやりがいを感じています。

　宮崎ユニバーサル・カレッジの１年生の時に、学校で会社説明会がありました。その時は当社の説明会がなかったので、自ら宮崎本社へ電話をかけ、求人状況や会社のことなど話を聞きに行きました。数社の説明を聞いた中で、やはり自分の憧れてきた会社へ就職したいと思い、1年生の時に就職試験を受けました。整備士の仕事を志望している人は、車についてしっかりと勉強することも当然ですが、複数の自動車会社の説明会に参加し、自分がどこに合うかを考えてみるといいと思います。