高校生のときに学校でいろいろな仕事について話を聞く機会がありました。福祉に関する仕事や障がいのある方などの話を聞き、頭の中にこの仕事がインプットされたと思います。大学も社会福祉を学ぶ学部だったので、せっかく専門的に学んだのだからそれを生かしたいと思いました。ただ、就活時期がコロナ禍で就活イベントなどにはほぼ参加できませんでした。仕事の内容がハードなので、実家があって昔からの友人もいる宮崎がいいと考えてネット上で気になる会社を選びました。県社会福祉事業団は、県内に12の施設があり、それぞれ子どもから高齢者まで関わる年齢や内容が違います。転勤もあるので、いろいろな経験ができて勉強もできると思って選びました。今、先輩を見ていると私はまだ経験値や知識が足りないと感じることが多く、他の施設に移る前にもっと学びたいです。
「人」に関わる仕事なので毎日、毎時間が真剣勝負です。だからプライベートの時間はひたすらゆっくりのんびりしたい。仕事帰りに実家に寄ってご飯を食べるなど、いいとこ取りでお世話になっています。そんなことができるのも宮崎だからです。
幼児から18歳までの子どもたちの生活支援を担当しています。その日のスケジュール次第ですが、7時半の起床、食事支援、入浴支援などを行います。自閉スペクトラム症や知的な遅れのある子どもたちとのコミュニケーションでは、言葉でこちらの気持ちや指示を伝えることが難しい場合があります。子どもたちの性格は1人1人違うので、それぞれ工夫が必要です。手探りで答えを探すような状況の中でも子どもの笑顔を見ることができたり、反応してくれたりすると「良かった!」と思えます。子どもたちは自身の特性以外にもさまざまな問題を抱えている場合があります。対応が難しく、専門的に学ばなければならないことも多いです。職場からは常に講習会などの案内があるので最新の情報を知識として取り入れ、スキルアップに繋げられるよう自己研鑽しています。
就活時期がコロナ禍と重なり、就活イベントには参加できませんでした。企業の情報は大学内のキャリアセンターやインターネットで調べました。せっかく勉強したので専門的な福祉系の仕事に就きたいと思い、宮崎県で福祉系の仕事に絞って探しました。私の就活時の状況は特殊なので参考になるかは分かりませんが、こうできたら良かったと思うことで言うなら、気になる企業が見つかったら実際に職場を見てみると自分で仕事をしている姿を想像できると思います。
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