宮崎市本郷で生まれ育ち、幼いころから「将来は地元で働くんだ」という漠然としたイメージを持っていました。愛着のある土地で、身近な人や物事を大切にしながら暮らしたい、という思いは成長とともにゆるぎないものに。結果的に、宮崎の人たちに広く長く愛されてきた「宮日新聞」の発行に自身が携わっている、ということに大きな責任と誇りを感じます。
専門学校を卒業後、県内にも事業所を置く大手運輸会社に就職しました。仕事自体に不満はなかったのですが長期の県外出張が多く、家族との時間が取れない状態に悩んでいたところ、弊社の印刷職の募集を知り応募しました。夜勤メインの職場ですが、親類が働いていたこともあり特に抵抗感はありませんでした。逆に、夜勤だからこそ残業がほとんどなく、休みが計画的にとれるメリットも。体を動かす業務内容も自分に合っていると感じています。
家族や友人が身近にいて、住み慣れた環境がある、という安心感は仕事をする上で大きな支えになっています。3人の子供を育てる環境としても申し分なく、休日は、家族と出掛けたり、趣味の海釣りを楽しんだりと、ワークライフバランスのとれた生活を送っています。
佐土原センターでは、本社から送られてくる紙面データをもとに、輪転機を回して日々の新聞を印刷しています。輪転機始動後はインクの補充や用紙の交換などコンピューター制御によるオートメーション作業。この間、私たち部員は、輪転機のそばでカラーの微調整や刷り上がりのチェックなどを行います。単純な作業のように思われますが、朝刊という性質上、タイムリミットもありトラブル発生に備えて勤務中は常に緊張感を持っています。
機械のメンテナンスも重要な仕事の一つ。マニュアルを読んで勉強もしますが、長く接するうちに機械の”癖”が少しづつ感覚的に分かるようになってきました。こうした点にもこの仕事の面白さ、奥深さを感じています。
朝方、無事に全ての新聞を刷り終え、職場の風呂でさっぱりと汗を流して退社する瞬間、何とも言えない充足感がありますね。
何の前準備もなく臨んだ1回目の入社試験は、不合格でした。しかし、宮崎で、宮日で働きたいという思いが強かったのであきらめず、別の事業所での仕事を続けながら休憩中や帰宅後に時事問題など試験勉強に取り組みました。翌年の試験を再受験。面接では「体力とやる気はだれにも負けない」ことをアピールし、入社を勝ち取りました。
宮崎日日新聞社
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