学生のときは県外就職を考えていましたが、コロナ禍と重なり新卒採用が少なくなっていました。そこで宮崎に戻り、県内企業に就職し、2年間勤めました。そこでも有意義な仕事をさせていただきましたが、兄が宮崎県警に就職し、実際の業務ややりがいを聞くうちに、私もやってみたいという気持ちが強くなりました。もともと正義感が強く、誰かの助けになることをうれしいと感じていたので、ぴったりな職業だと思いました。県民の安全と安心を守る警察官という存在に魅力を感じ、勤めていた企業を辞めて警察官を目指しました。もし、別の仕事をしてみたいと思っている人がいたら、あきらめずに挑戦してみてと伝えたいです。やろうと思えば、私のように、警察官にだってなれるのですから。
宮崎の人たちは温かい方が多いです。巡回連絡に行くと、「いつもごくろうさまです」「ありがとうございます」と、声をかけてくれます。事件現場でも「警察官が来てくれて安心しました」「助かりました」と声をかけてもらうことがあります。そんな声が私の励みになっています。仕事を通じて、私が今まで育ってきたまちの安全と安心を守ることができる!それが私にとってのやりがいです。
現在は地域課に所属し、主に交番で勤務しています。パトロール活動で街頭犯罪や交通事故などの抑止活動をしたり、巡回連絡でいろいろな犯罪の予防などを伝えたりしています。地域課は地域住民の方と密接にかかわります。相談ごとを聞いたり、要望に沿った活動をしたりもします。最近は特殊詐欺被害が多いので、被害にあわないための対応の仕方なども伝えています。女性警察官として女性が関わった事件に協力を求められることもあり、私にしかできない仕事だという責任を感じます。警察の仕事に少しでも温かく柔らかな雰囲気を感じてもらい、地元の方々が頼りやすい存在になれたらいいです。地域住民の安全・安心を守っていることにやりがいを感じ、毎日が充実しています。
私は宮崎県警で働く兄から直接仕事の話を聞くことが出来たので、就活イベント等に参加することはありませんでしたが、現在やりたい仕事が見つかっていない方は積極的に就活イベントに参加し、その場でしか感じ取れない各企業の雰囲気などを感じて決めていただけたらと思います。そうではない方も宮崎県の安全と安心を自分の手で守りたい!と思う方はぜひ、警察官を受験してください。警察官は様々な部署があり、「自分には向いていないかな・・・」と思っていても実は向いていたり、能力を生かせる業務があるかもしれません。私のように武道の経験がなく警察学校に入ってから剣道や柔道を始める人もたくさんいます。宮崎県警でも、警察の仕事に親しみをもってもらえるような説明会や体験会なども行っていますので、気軽に足を運んでください。
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