大学が県外で、4年間一人暮らしをしました。最初は都会の利便性や活気を良いと感じて楽しめていましたが、コロナ禍に遭い、それまでは気づけなかった「ふるさとの素晴らしさ」をあらためて感じました。親が近くにいる、一緒に住んでいるということは、口うるさく感じることもありますが、やはり安心です。母が秋田県出身で何かあったときに実家へすぐ戻ることができない姿も見ていたので、私は親の近くにいようと決めました。大学では商学部で会計学などを学んでいたこともあり、金融業界にしぼって就活を始めました。なかでも信用金庫のお客様との距離の近さが魅力でした。
私が勤務している支店が実家から車で10分ほどの場所です。お客様との距離がすごく近く、仕事の話だけでなく、ちょっとした世間話やお金以外の相談ごとを受けるなど、一般的な営業よりも関係性が深いと感じています。でも、仲良くなったからといって「慣れ」にせず、大切なお金を扱うので責任を持って信頼を裏切らない仕事をします。私は釣りが趣味です。宮崎は自然が豊かなので、どこに行ってもリフレッシュできます。仕事と趣味のワーク・ライフ・バランスを実践するのにとても良い環境だと思います。
得意先係を担当しています。バイクに乗って中小企業や個人のお宅を訪問し、毎月の積み立てや中小企業の売上金を集金しています。車のローンや中小企業では運転資金、設備資金など融資の相談・申し込みも受け付けています。お客様の大切なお金をあつかうため、まずは信頼してもらえるよう日々の業務から一つひとつを丁寧に行うことを心がけています。相談があったときには「信頼していただいた!」と嬉しいですし、希望に沿った提案や融資ができた際の感謝の言葉にはやりがいを感じます。お客様から「近くに来たら寄ってね」と言ってもらうことがあると、本当に立ち寄ります。何もなくても喜んでもらえ、「いい時に来た。あの高い所の物を取って」などと頼まれることがあります。趣味の釣りで偶然お客様と会ったこともあります。仕事では笑顔を見せてもらえなかったのですが、今では同じ趣味のおかげで仲良くさせていただいています。とにかく、お客様との信頼関係を大切にしています。
大学3年生の冬頃から就活を始めました。お金に関する勉強をしていたので金融業界の合同企業説明会やオンライン説明会に参加していました。当金庫のオンライン説明会に参加したときに、人事担当の方が画面ごしにしっかりと私を見ながら話をしてくださったことが印象的で当金庫を受験したいと思いました。現在就活中の皆さんは実際に企業訪問ができる状況です。私が就活していたころとは違うので、気になった企業に直接行って、どんな職場なのか直に見てみることをお薦めします。また、どこに行きたい、何をしたいと決まっていない人もいると思います。自分の目で見て、雰囲気を感じ、そこで働いている自分をイメージすることも大切だと思いますが、まずはいろいろな企業説明会などに参加して、仕事を知ること。そして少しでも興味を持った企業や気になった部分を軸に考えてみてはいかがでしょう。
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