大学4年間を関西で過ごしたので、県外での就職も考えましたが、帰省する度に宮崎の良さをあらためて実感し、生まれ育った地元に貢献できる仕事に就こうと考えるようになりました。私は大学までずっとサッカーを続けていたので、そこで培った体力を生かせる職業に就きたいと思い、警察官を目指しました。拝命して2年目になりますが、宮崎の安全安心を守る仕事に誇りを持って取り組んでいます。
宮崎は人が温かいと感じています。「いつもありがとう」「ごくろうさま」など声をかけてくれる人が多く、元気をもらっています。都会のような商業施設はありませんが、おいしい食べ物や四季折々の自然を楽しめるスポットがたくさんあるので、仕事が休みの日にはリフレッシュも兼ねてよく出かけています。高校時代の友人や警察学校の同期とも交流が続いていて、一緒に飲みに行くことも楽しみの一つです。実家が近くにあることも心の支えになっています。
警察官として採用され、まずは警察学校で半年間、法学や実践的な演習、術科などを学びました。その後、宮崎北警察署に配属され交番での勤務を経験。今年4月からは生活安全課の少年係に所属し、少年事件を主に取り扱っています。仕事をするにあたって心がけているのは、警察学校の教官に言われた「初心を忘れるな」ということ。少年に対して時には厳しく指導することもありますが、その後しっかりと更生して、学校に通うようになったり、仕事を始めたりしたという話を聞くとやりがいを感じます。女性に関する事案など女性警察官にしかできない業務もあるので、責任を持って取り組んでいます。さまざまな事案に対応する際に、サッカーを通して学んだチームプレーの重要性やコミュニケーション能力が生かされていると思います。
大学3年生の頃から就活イベントに行ったり、自分に向いている仕事を見つけるための自己分析などをしたりしていましたが、やりたい仕事がなかなか見つからず就職活動は全然進みませんでした。大学4年になって警察官という仕事を見つけ、そこから自主的に試験対策などに取り組むようになりました。友達の就職が決まり始めると不安や焦りを感じると思います。しかし、自分に向いている仕事ややりたい仕事が見つかるまでは、時間をかけてもいいと思います。まずは気軽に就職説明会などに参加して、いろんな職業を知ることから始めるといいと思います。
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